9・11の悲劇から10年。

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あの日から10年。今日は、米同時多発テロ911の事を思い出していた人も多かった事でしょう。私達家族も、今朝犠牲者へお祈りをささげました。
私は当時、大学へ行く準備をしていたら友達から「NYが大変な事になってるからニュースをつけて!」と電話が掛かってきました。テレビに釘付けになり、状況を把握しようと必死でした。
「こんな日に授業はあるんだろうか?」と思いながら大学へ向かうと、やはり生徒の数がいつもよりとても少なく、キャンパスは静かでした。図書館の前にアメリカ人の友達(J君)が座っていたので挨拶をすると、「叔父さんがニューヨークシティーで消防士をしていてワールドトレードセンターで救助にあたっているんだ。叔父さんの事だから、絶対にビルの中に入って誰かを助けてる。心配でたまらない。」泣き出してしまいました。
知らないアメリカ人の生徒たちも集まってきて、みんなでJ君を励まし、一緒に泣いてハグしました。でも、その後ワールドトレードセンタが倒壊し、J君の叔父さんも犠牲になってしまいました。
10年が経ったって、癒されない悲しみの中にいる遺族も多いでしょう。そして当時灰や有害物質にさらされた環境で活躍した救助隊員は、今ガンを発症したり、喘息、うつ病、心的外傷後ストレス障害などで苦しんでいる方も多いそうです。
米同時多発テロだけに限らず、東日本大震災や台風などでも、自分の命を顧みず救助活動に当たる消防隊、警察官、自衛隊、医療チーム、ボランティアなどには心からの敬意を払います。
~つづく~