とびきりLovely~アメリカ~

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アメリカ南部在住。2007年6月8日生まれの娘と、2010年12月26日生まれの息子がいます。                 ☆☆☆内容・写真の無断転載・転用を禁止します。☆☆☆

子育てって大変~さくら編~


今日の記事、長っ・・・023.gif
でも、いっぱい学んだ1週間だったので書き留めておこうと思います。


キンダーガーテンが始まってからずっと、さくらが「スクールバスに乗りたい、スクールバスに乗りたい」と言っており、学校でもスクールバスに乗っている友達に話しを聞いたり、毎日担任や副担任の先生に「先生からもパパとママにスクールバスに乗らせてあげてってお願いして」と言ったり、とにかくスクールバスに乗りたくて仕方がない様子。


さくらのクラスでは、4割弱がスクールバスを利用しています。


スクールバスに乗せてあげたい気持ちは山々なのだけれど、スクールバスがどんなに危ない運転をしているかが時々ニュースで流れていたり、先生や親の目が届かない車内でいじめがあったり、汚い言葉を使って会話をしたりなど色々な悪い噂も耳にします。最近ではニューヨーク州のロチェスタで、中学の通学バスの監視員(68歳)の女性が、車内で生徒たちから酷い苛めを受ける映像がYoutubeで流れ、アメリカで衝撃が走りました。


とても悩んだのですが、同じ学校に通う他の親から話しを聞いたり、学校の事務や担任の先生と話たり、スクールバス会社に電話をしてみて私達も納得したし、「さくらに少しでも多くのことを体験させてあげたい」という思いもあって、朝は車で登校、帰りはスクールバスに乗って下校という事に決めました。


そして、いよいよ待ちに待ったスクールバスに乗って下校する日がやってきました!
朝からさくらはワクワク嬉しくてたまりません。学校に着くなり、ドアの外に立っていた担任の先生のところへ走っていき「今日の帰り、スクールバスに乗れることになったんだよ!」と笑顔で報告していました。先生もそんなさくらをみて「よかったね~!!!楽しみだね。」と一緒に喜んでくれています。


担任の先生が、1年間ちょうどスクールバスの係りなので、しっかりと決められたバスに乗せてくれるとの事だったので安心です。


さくらが帰宅する時間。


私としんちゃんは出掛けていたのですが、パパが指定のバス停でさくらの帰りを待っていました。家から徒歩5分くらいの場所です。時間より少し遅れてスクールバスが来たのですが、さくらが乗っている様子はなく、スクールバスが通過・・・。パパ、一生懸命バスを追い掛けましたが、バスはそのまま行ってしまいました。



直ぐに学校に電話しましたが、学校にはさくらはいません。
直ぐにスクールバス会社に電話しましたが、繋がりません・・・。
念のため、次のバス停まで行ってみましたがやっぱりさくらはいません。
この前のバス停は、ハイウェイの向こうだから有りえない。


パパ・・・「他の子と一緒に、他のバス停で降りてしまい、今頃どこか知らない場所で迷子になっているのではないか?家の前のハイウェイを一人で歩いて帰って来るんじゃないか?どこかで泣いているんじゃないか?事故に遭っていないか?誘拐されていないか?」とパニックになりながらも必死に家まで走って帰り、車で探しに行こうとしました。


すると玄関の前にさくらが座り込んで、暑さで真っ赤な顔をして汗びっしょりかいて、震えながら泣いていたそうです。


どうやらバスの運転手さん・・・指定のバス停ではなく、家から一番近い場所でさくらを降ろしたそうです。バスの運転手さんは親切でした事だと思うのですが、そんな事を許可してない親にしてみたらたまりません。運転手さんの気持ちは嬉しいけれど、でもやっぱり一言でも良いから親とコミュニケーションを取ってくれないと・・・。


小さい頃からさくらには、「家の庭で遊ぶのは良いけど、絶対に一人で道路に出てはいけないよ。交通は少ないけれど、奥の家のトラックが結構スピードを出して走ってくる。もし、道路で何かあって助けを求めても隣の家が遠いから誰にも助けてもらえない。怖い人に連れて行かれたらパパやママに会えなくなってしまう。もっと大きくなって自分で安全確認ができるようになるまでは、一人で絶対に道路には出ない事!隣のお友達の家や、裏のおじさんの家に遊びに行く時は、庭を通って行く事。でも、この近所には馬もいるし、自然もいっぱいあるから、大人が一緒の時は、いっぱいお散歩に行って楽しもうね♪」と、しっかり教えてきました。


なので、一人道路で降ろされたさくらは「いけない事をしている。危ない事をしている。誰か怖い人が来るかもしれない。パパとママに会えなくなるかもしれない・・・」と思い、泣きながら走って家まで帰ってきたそうです。そしてやっと家に着いたのに、今度は誰もいない・・・。ひとりで道路に出ちゃ駄目って言われてたのに出ちゃったから、もうパパとママに会えなくなっちゃったんだと、寂しくて、怖くて、悲しくて絶望して震えながら泣いていたようです。


はぁ~~~、さくらにこんな辛い思いをさせるために「道路に出てはいけない理由」を教えてきたわけじゃないのに・・・。ごめんね~(涙)。


まだ安全確認が一人で出来ないさくらが、一人で道路を歩いて帰る事がないように、ちゃんと指定のバス停で親が待っていたにも関わらず、適当な場所で子供を降ろされたのでは親も子供の守りようがない・・・。家の近くで降ろしてくれるのはとても、とっても有り難いけれど、どうして親に確認を取らないの?


他の州や学区では、幼稚園~小学校低学年の生徒は、スクールバスから降りる時に保護者が家にいる事が確認できなければ学校に連れて帰るように義務付けられているところもあるようです。でも、さくらの学区のスクールバスは、たとえ幼いキンダーガーデン児童でも、「親」に子供を送り届けるのではなく、「指定のバス停」に子供を送り届けるのが義務なので、別に保護者がいなくてもバス停で子供を降ろすらしい・・・。


でも、ちゃんと指定のバス停まで子供を送り届けてくれなかったじゃん!? 義務を果たしてないじゃん!?


さくらには、「パパはさくらの事を迎えに行ったけど、さくらがバスに乗っていなかったから一生懸命探していたから家にいなかった事。さくらが玄関の前でひとりで泣いてた時も、パパは一番にさくらの事を考えていたよ。」「ひとりで道路を歩いたけど、さくらは全く悪くないという事」「いつもママが教えているように、ちゃんと右左を見て帰ってきて偉かったね!という事」「ちゃんとバスの運転手さんとさくらの下車場所の確認を取ったから、これからは毎日パパかママがバス停まで迎えに行くから、さくらは一人で道路を歩かなくて良いという事」「パパとママはいつもお家にいるけど、もし何か大切な急用ができてしまって家にいない事があったとしても、絶対に絶対に直ぐにさくらの所へ帰ってくるから大丈夫。心配しなくていいという事」「パパとママが家にいない事はないと思うけど、もしも、もしもまたそんな事があったとしたら、裏の優しいおじさんの家に助けを求めるか、屋根のある裏のポーチの椅子に座って待っている事」などを話ました。


でも・・・生まれて初めてパパとママがどこにいるのか分からず、ひとりぼっちになって相当怖かったのでしょう。しばらく震えながら泣いていました。そして「もう二度と、スクールバスには乗りたくない。もうさあちゃんは5歳だから、安全確認をしながら道路を一人であるく自信はある。でもまだ小さいから、道路に怖い人が来たら逃げれる自信はない」と言い、スクールバスに乗るのが怖くなってしまったようです。


パパもママも、さくらがこんなに怖い思いをした事が悲しいです。
パパは、玄関でさくらが怯えて泣いているのを見て、「今まで生きてきた35年間で一番辛かった・・・」と落ち込んでいます。
でも、さくらに怪我がなく無事に家に帰って来てくれた事がなによりです。


翌日、さくらの担任の先生に事情を説明する手紙を書いたところ、担任の先生もさくらとお話をしてくれたようだし、直ぐに校長先生と、バス会社の一番偉い方から電話があり謝罪してくれました。そして「なるべくさくらが歩かなくて良いように、家から一番近い安全な場所で降ろしてあげたいけれど、親に確認を取らずに指定のバス停以外の場所で降ろすなんていう事は、あってはならない事。バスの運転手の訓練に問題があったようなので、しっかりと対処します。そして、もしもまたさくらがスクールバスに乗りたいと思ってくれる時がきたら、先生やバスにのっているお友達とみんなでサポートして、安心して乗れるようにお手伝いさせてください。さくらの為に何か出来る事があれば、お手伝いさせてください」と、心のこもった対応してくれました。


子育てって難しい・・・
スクールバスに乗せてあげたいっていう思いも、道路には一人で出ちゃ駄目っていう決まりも、さくらの事を思って決めたことだけど、さくらは辛い思いをしてしまいました。


なんかすごく長くなっちゃったけど、もう一つ追加・・・。
子供に、普段からどのように話しをしておくかはとても大切だと思うんです。私達は、スクールバスの一件があったので「パパとママはいつもお家にいるけど、もし何か大切な急用ができてしまって家にいない事があったとしても、絶対に絶対に直ぐにさくらの所へ帰ってくるから大丈夫。心配しなくていい」と言いました。さくらにとって一番安心できる言葉だと思ったし、さくらが一番必要としている言葉だと思ったので。


でも、2011年3月11日の震災関連番組を見ていて、小学校低学年の子が、幼い弟を連れて直ぐに高台に逃げたので津波から逃れる事ができたと言っていました。その子の親は普段から、「地震がきたらまず自分を守れ。パパとママは帰ってこないかもしれない。助けに来てあげられないかもしれないから、とにかく自分を守るために高台目指して走れ。近くに弟がいたら、弟を連れて走れ。後ろを振り返るな、パパとママの事が心配でもまずはとにかく走れ!」と教えていたそうです。


子供の年齢、自分達家族の状況、住んでいる場所など、いろいろな事を考えながら普段から伝えなくてはいけない事って沢山あるんだろうなぁ。子供を怖がらせないように、不安にさせないように、でも大切な事をちゃんと伝える事で子供を危険から守ったり、命を救ったりできる・・・親の言葉ってすごいな。 


いつもこういう事を考えながら子育てをしているわけではないけれど、時々はこういう事思い出して子供にしっかり伝えておくべき事ってあるんだろうな。 そんな事を学んだ1週間でした。




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by Tenshiandmorphi | 2012-08-19 12:50 | さくらの成長記録

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